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名匠スタンリー・キューブリックを陰で支えたふたりの男
『キューブリックに愛された男』と『キューブリックに魅せられた男』 ふたつのドキュメンタリー映画が22019年11月1日(金)から公開

■『2001年宇宙の旅』(1968年)や『時計じかけのオレンジ』(1971年)など、いまふうに言えば「神作」で映画史に足跡と伝説を残したスタンリー・キューブリック監督。天才であるうえに映画づくりに対する情熱はひと一倍。ゆえにわがままぶりも半端ではないが、彼に「愛され」あるいは「魅せられ」仕えることになったふたりの男をふたつのドキュメンタリーがとらえた。
『キューブリックに愛された男』と『キューブリックに魅せられた男』が11月1日(金)からヒューマントラストシネマ有楽町ほかでカップリング上映される。
                                                              (2019年10月18日 記)


キューブリックに愛された男   2019年11月1日(金)からヒューマントラストシネマ有楽町ほか

■イタリア系のエミリオ・ダレッサンドロはもともとはレーサー志望だったが夢かなわず、ロンドンでタクシードライバーしているところをキューブリック監督の目に留まる。運転技術だけでなくメカにも強かった彼はキューブリックにとって最適の人材だった。こうして30年に及ぶ有名監督のお抱え運転手生活がはじまる。
写真左:キューブリック監督(右)とエミリオ    写真右:キューブリック監督の遺作『アイズ ワイド シャット』に出演したトム・クルーズ(左)とエミリオ

『キューブリックに愛された男』 2019年11月1日(金)からヒューマントラストシネマ有楽町ほか
■監督:アレックス・インファセッリ 出演:エミリオ・ダレッサンドロ/スタンリー・キューブリック
2016年イタリア(82分) 配給:オープンセサミ 原題:S IS FOR STANLEY 公式サイト:http://kubrick2019.com/  ©2016 Kinetica-Lock and Valentine


キューブリックに魅せられた男   2019年11月1日(金)からヒューマントラストシネマ有楽町ほか

■レオン・ヴィターリはテレビシリーズなどで活躍した英国出身の俳優だったが、若いころからキューブリック監督に心酔。同監督の『バリー・リンドン』(1975年)で役を勝ち取ったあと、次の『シャイニング』(1980年)からは裏方としてキューブリックに仕えた。滅私奉公ぶりはキューブリックが非情に見えるほど徹底していて、本ドキュメンタリーからよくうかがえる。役者が足りないときは演じ手にも回った。
写真:キューブリック組に押しかけ入門したころの若き日のレオン・ヴィターリ(左)。美形俳優だった当時の面影が色濃く残る

写真左:若き日のヴィターリ(左)                 写真右:キューブリック組に欠かせない(陰の)スタッフとなった近年のヴィターリ(右)


『キューブリックに魅せられた男』  2019年11月1日(金)からヒューマントラストシネマ有楽町ほか
■監督:トニー・ジエラ 出演:レオン・ヴィターリ/スタンリー・キューブリック
2017年アメリカ(94分) 配給:オープンセサミ 原題:FILMWORKER 公式サイト:http://kubrick2019.com/  ©2017True Studio Media


      



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